ノートパソコン (Unitcom 社 モデル W76C) 自動計測用のコントローラとして利用するノート PC と AC 電源アダプターです。USB 端子に,GPIB インターフェースを接続し,自動計測のタイミングや回数,データの転送,記録などの制御をおこないます。
品ですが,外装,ディスプレイやキーボードにも傷や汚れはほとんど無く大変綺麗です。
OS は Windows 10 Enterprise, Microsoft 365 Apps をインストールと認証済なので MS Word, Excel, Power Point,その他を利用できます。自動計測には MS Excel を使用し,デジタルマルチメータの計測値がセルに順に書き込まれていきます。詳細は次の通りです。
ディジタルマルチメーターを利用した自動計測システム
前述した以上の機器を用いて,自動計測できるように各機器を設定し,また,プログラムを作成しました。
作成したのは DC 電源装置から電圧を出力し,その電圧をディジタルマルチメーターで計測して,ワークシートに順に記録するプログラムです。
●商品説明
デジタルマルチメータ,GP-IB インターフェース,多出力高精度直流安定化電源,ノートパソコン, 自動計測プログラム、接続ケーブルなど,一式全てそろった自動計測システムのセットです。
個別の内容は以下の通りです.
デジタルマルチメーター関連
1. 5.5 桁デジタルマルチメーター Hewlett Packerd 3478A 1 台 (測定精度確認済み)
2. マルチメーターの取扱説明書(和文,複写) 1 冊
3. マルチメーターのサービスマニュアル(英文,複写) 1 冊
4. マルチメータ用測定ケーブルセット,2 本 (赤,黒,新品) 1 組
GP-IB インターフェース関連
5. Agilent Technologies USB/GP-IB インターフェース 82357B 1 台 (動作確認済み)
6. Agilent Technologies USB/GP-IB 82357B 取り扱説明書(和文,複写) 1 冊
7. GP-IB 接続ケーブル(未使用品) 1 本
多出力直流電源関連
8. 多出力直流安定化電源 KENOOD PWR 18-2TP 1 台 (動作確認済み)
9. AC 電源ケーブル
10. 電源本体の説明書(和文,複写) 1 冊
11. 電源用 GP-IB アダプター KENWOOD GP-620 1 台 (動作確認済み)
12. GP-IB アダプター接続ケーブル 1 本
13. GP-IB アダプターの説明書(和文,複写)1 冊
自動計測コントロール用ノート PC 関連
14. ノートパソコン Unitcom, Windows 10, MS-Office インストール済,1 台 (動作確認済み)
15. ノートパソコンの充電アダプター,1 個
16. 自動計測プログラムを PC に内蔵済,1 ファイル
ヒューレットパッカード (HP) 社製の 5.5 桁デジタルマルチメーターと KENWOOD の 多出力,高精度直流安定化電源,その他に必要な機材がそろった自動計測システムです.
自動計測用のインターフェース,アダプター,ケーブル,ノートブックコンピュータ,説明書,自動計測プログラムなど,自動計測に必要な機材が全て一式そろっています。
さらに自動計測のために必要なデジタルマルチメータと DC 電源など各機器の設定を済ませてあります。また,ノート PC には USB/GPIB インターフェースに必要なデバイスドライバーのインストール,自動計測プログラムの作成,などが必要です。それらの必要な準備を全て当方で行いました。
したがいまして,落札者様が機材をお受け取り後,各機材をケーブルで接続後,全ての器材の電源を入れてノート PC のソフトウェアを実行していただければ,簡単に自動計測を開始できます。
もちろん,デジタルマルチメーターや DC 電源は,個別の単体でも利用できますし,動作や測定精度も確認済みですので,安心してご利用いただけると思います。後ほど結果を示します。
作成してある自動計測プログラムは,電源装置の出力電圧をディジタルマルチメーターで自動計測し,計測したデータを表計算ソフトのセルに記録します。
電源装置の電圧を徐々に変化させて,変化するごとにマルチメーターで電圧を計測します。変化させる電圧,測定回数,計測間隔時間などを自分で設定して計測できます。したがって特性を計測したい素子の電圧特性を簡単に自動計測できます。
自動計測プログラムによってコンピュータに取り込まれた計測値は,表計算ソフトのシート上に順次記録されます.
Microsoft Excel の表計算に VBA で記述したプログラムには,あらかじめ計測の回数,時間間隔,初期電圧,変化させる電圧,などをシートの指定部分に入力しておきます。
設定された時間が経過すると、電源の電圧を変化させます。デジタルマルチメーターで電圧を計測し,表計算のシートに結果を表示します。(ただし時間はおおよそであり,少し誤差が発生する場合がございます。)
機材のほとんどは品ですが,傷や汚れは少なく綺麗な方だと思います.しかしながら,個人差があるといけませんので,写真で良くご確認をお願いいたします.当方は,喫煙しませんので,ヤニ汚れや,においなどのご心配もございません.またペットもおりませんので,におい,ひっかき傷,毛の付着などもございません。
もちろん以上のマルチメーターおよび直流電源を GP-IB インターフェースに接続せず,単独でも使用できます。また、お手元に GP-IB インターフェースを備えた機器をお持ちの場合、その機器も加えて自動計測できます。ただし、機器に応じたプログラムの変更が必要になります。
はじめに 1. から 4. のディジタルマルチメーターとその関連品について説明し,次に 5. から 7. USB/GP-IB インターフェースとその関連品、次に 8. から 13. の直流電源とその GP-IB アダプター、次に 14. から 16. のノート PC,自動計測およびその他,について説明します.
以下それぞれの機器の詳細について説明します。
ディジタルマルチメーターとその関連品
正面向かって左上に傷が有りますが,品としては綺麗な方と思います。詳細な画像を掲載していますので,ご入札前にご自身でも良くご確認いただけないでしょうか。
今回出品した機器で動作するよう背面の GP-IB のディップスイッチ類を初期設定してあります。最初の段階ではスイッチ類の設定を変更する必要はございません。
マルチメーターの測定可能な項目は,直流電圧と電流,交流電圧と電流,2 線測定抵抗,および 4 線ブリッジ接続測定の高精度抵抗です。
マルチメーターの説明書が 2 冊ございます。A4 裏表複写,約 150 ページの取扱説明書 1 冊,および,A4 裏表複写,約 200 ページのサービスマニュアル 1 冊です。プログラミングに必要な詳細なコマンドやパラメータ,校正や調整などの詳しい方法なども説明がございます。後でとても参考になると思います。
ディジタルマルチメーターと電源装置の接続ケーブル, 赤 1 本,黒 1 本,合計 2 本,未使用品をお付けします。新品のケーブルセットですので,安心して利用いただけると思います.その他,3 極の電源ケーブルと家庭用 2 極への変換プラグのセットをお付けします.
当方の持ち合わせの器材を利用して,デジタルマルチメータ単体の測定精度を確認してあります。Agilent 社マルチメーター 34450A および,出品しているマルチメーターの 2 台で,同一の直流電圧と電流を測定し,計測結果を比較しました。
また,抵抗レンジについて 6 ダイアルディケイド抵抗器 (YOKOGAWA 2786) に設定した値と,測定した値を比較しました.高精度に抵抗測定をおこなうため,4 線ブリッジ接続できるケルビンクリッププローブを使用して測定しました。一部の測定の様子を写真にあげてあります。
DC 電源の最高出力電圧の制限により 30V まで,ディケイド抵抗器の抵抗値の制限により 1.11111MOhm まで計測しましたが,デジタルマルチメーターはそれ以上の電圧や抵抗値も計測可能です。
なお,測定精度確認に使用した Agilent 社 34450A マルチメーター,YOKOGAWA 社の 6 ダイアルディケイド抵抗器,ケルビンクリッププローブなどは付属いたしませんので,お間違いの無いようにお願いいたします。
Agilent マルチメーター 34450A の電圧と電流の測定値,および,横河 2786 のダイアルの抵抗値を真値として,出品している HP 3478A の測定値との誤差を求めたのが次の表です。
設定値と測定値 (HP 3478A) の比較
設 定 値
Agilent 34450A
電 圧 (V)
測 定 値
HP 3478A
電 圧 (V)
誤 差
(%)
設 定 値
Agilent 34450A
電 流 (A)
測 定 値
HP 3478A
電 流 (A)
誤 差
(%)
1.0000
3.0005
5.0002
10.0012
20.002
30.000
1.00001
2.9997
4.9992
9.9991
20.0013
30.004
0.001
0.027
0.020
0.021
0.003
0.013
50.000(mA)
100.00(mA)
0.50341
1.00000
1.5000
2.0000
050.048(mA)
100.088(mA)
0.50346
1.00040
1.50068
2.00075
0.096
0.088
0.010
0.040
0.045
0.038
設 定 値
YOKOGAWA 2786
抵 抗 (Ω)
測 定 値
HP 3478A
4 線抵抗(Ω)
誤 差
(%)
000050
000100
001000
005000
010000
100000
1111110
050.031
100.016
1.00000(k)
04.9998(k)
10.0000(k)
100.0003(k)
1.11109(M)
0.062
0.016
0.000
0.004
0.000
0.003
0.002
直流電圧,直流電流,抵抗,各測定の全体を通して誤差は 0.1% 以内であり,充分な精度が出ていると思います。個別の電圧,電流,抵抗について誤差を詳しく検証すると以下の通りです。
直流電圧について,測定誤差は全て 0.03% 以下です。平均すると 0.014% でした。
同様に直流電流では,測定誤差が 0.1% 以下,平均すると 0.058% でした。相対的に小さい電流 (50mA, 100mA) では誤差が大きくなってしまうためですが,それ以外では 0.05% 以下の誤差でした。
4 線ブリッジ接続の抵抗測定では,誤差が 0.06% 以下,平均すると 0.015% の誤差でした。
以上のように当方で確認できる範囲では,充分な精度で正確に測定できることを確認しました。アマチュアレベルの計測には充分な精度であり,素晴らしい値で計測できていると思います.しかしながら,全ての測定レンジや測定項目で精度を確認したわけではございませんのでご了承ください。
USB/GP-IB インターフェースとその関連品 Agilent Technologies USB/GP-IB インターフェース 82357B 1 台,和文の取り扱説明書(複写) 1 冊,および,HP GP-IB 10533A 接続ケーブル 1 本です。
アジレントテクノロジーズ (Agilent Technologies) 社(現キーサイトテクノロジーズ keysight Technologies 社)の計測器とコンピュータを接続し,自動計測するための USB/GPIB インターフェースのコントローラーです。
コンピュータから計測器の動作をコントロールしたり、計測したデータをコンピュータに送信できるようになり、自動計測ができます。長時間にわたる計測、測定するデータが多い計測、遠隔での計測などに適しています。
使用頻度が非常に低かったので,ほとんど傷や汚れは無く,大変綺麗な状態です。
USB バス給電なので、USB に接続するだけで動作します。別に電源を接続する必要はありません。また、USB インターフェースがあれば、デスクトップパソコンでも、ノートパソコンでも、使用できて大変便利です。さらに、スイッチの設定も必要ありません。
通常は必要なデバイスドライバやソフトウェアをインストールしたら、簡単な自動計測であれば、すぐに利用できます。本出品では,すでにソフトウェアのインストールおよび設定を行ってあるため,USB 端子を接続するだけで利用いだけます。
本出品以外のコンピュータで利用されたい場合には,説明書に従ってインストール作業と設定を行ってください。
USB/GPIB コントローラーにより,最大で 14 台の GPIB 測定器をコンピュータに接続できるようになります。ただし、別途 GPIB ケーブルが必要です。
すでにお手持ちの計測器に GP-IB (or HP-IB) インターフェースが付いていれば、このコントローラーに接続して、自動計測、遠隔計測、長時間に及ぶ自動連続計測などができます。
接続用ケーブル 2m を 1 本お付けしますので、出品しているものだけで 2 台の計測器を 1 台のコンピュータに接続して利用できます。本出品の機材では,デジタルマルチメーターと DC 電源をそれぞれ 1 台,合計 2 台を接続できます。
市販されている GP-IB ケーブルを追加購入していただければ、さらに接続する計測器を増やすことが簡単にできますので、拡張性にも大変優れています。ただし,プログラムの変更が必要になる場合がございます。
本体には DVD 1 枚が付属します。DVD には,デバイスドライバー,自動計測アプリケーション,説明書などが含まれおります。DVD の説明書は英文のため別に複写した和文の説明書をお付けいたします。本インターフェースを他の PC でご利用されるとき,大変参考になると思います。
ご参考までに、購入時の USB/GPIB インターフェース本体の価格は税込 72,500-、ケーブルは 12,000-、合計 84,500- でした。
以下は、仕様の抜粋です。もし入力に誤りがあった場合、ご容赦ください。
アジレントテクノロジー 82357B USB/GPIB インターフェース
概 要
Agilent 82357B USB/GPIBインタフェースは、PCのUSBポートとGPIB測定器をダイレクトに接続します。スイッチの設定も、外部からの電源供給も必要ありません。これほど容易な接続はありません。
PC上で測定器への接続をすばやく確立するには、 Agilent IOライブラリ・スイートをダウンロードしてインストールします。
Agilent VEE Pro 9.0を使用すれば、テスト・システム上で簡単にデータ解析を自動化して実行することができます。
主な特長と仕様
〇高速:1.15 MB/sを超える伝送速度
〇Agilent IOライブラリ・スイートを使用した、標準の業界ライブラリ
〇簡単な接続:プラグアンドプレイ・インタフェース
〇USB 2.0インタフェース(USB 1.1対応)およびIEEE -488インタフェース
(最大14台のGPIB測定器を接続可能)
〇高速:1.15 MB/sを超える伝送速度
〇パラレル・ポーリング(1回のポーリングで最大8台のデバイスの応答を確認)
多出力直流安定化電源、および GP-IB アダプタ
マイクロコンピュータ搭載の多機能で信頼性に優れた多出力端子付きのデュアルトラッキング方式の CV/CC 直流安定化電源です。
多出力ですので,通常の電源の 3 台分に相当する 3 種類の異なる電圧を出力できます。さらにデュアルトラッキング方式で,2 種類の電圧を同じ比率で同時に可変できる機能もございます。
また,自然空冷方式でファンが無いためほとんど無音で動作し,ほこりもたまらず,快適に動作します。写真のとおり写真に写るような傷や汚れは少なく綺麗です。しかし,あくまでも品ですのでご承知ください。
以上のように,一般的な DC 電源に比べて大変便利な電源装置です。
さらに,オプション品の専用 GP-IB アダプター GP-620 が付属していますので,自動計測システムに組み込んで使用することができます.全機能のコントロールと出力電圧、電流値を読み取れるリスナ/トーカの機能が付いております。複数の電源に ID を与えて,ID 認識させると GP-620 1 台で同シリーズの電源を 4 台までコントロールできます.
直流電源の主な特徴は以下のとおりです.
○電圧や電流を同じ比率で同時に可変できるデュアルトラッキング方式を採用
○7 セグメント赤色LEDにより電圧・電流を同時にデジタル表示
○電圧と電流の各設定値は 3 点(VとA)までプリセット
○すべての設定値はワンダイアル・コントロール
○出力電圧と電流はそれぞれ 10mV、10mA 単位で設定
○省エネ設計によりファンが不要、騒音や振動、ゴミの吸い込みの心配がありません
その他,システムに組み込み時の GP-IB やマスターコントロールをはじめ、種々のリモートコントロールに対応し、自動化計測システム電源やシミュレーション試験用電源として広範なニーズに応えられるパワフルで多機能パワーサプライです。
電源装置本体にある赤色の 7 セグメント LED に電圧、電流がそれぞれ表示されるので,おおまかな出力電圧と電流が分かります.高い精度が必要とされない場合,計測器が不要なので大変便利です。
本体の他,AC 電源コード,電源とコントローラの接続ケーブル,説明書(電源装置 1 冊,GP-IB アダプター 1 冊, 計 2 冊,全て複写)をお付けします。
デジタルマルチメーターの動作確認には,この電源を利用しました。無負荷状態ですが,正しい電圧が出力されることを確認してあります。また,確認した範囲では,異常はございませんでした。
ノートパソコン (Unitcom 社 モデル W76C)
自動計測用のコントローラとして利用するノート PC と AC 電源アダプターです。USB 端子に,GPIB インターフェースを接続し,自動計測のタイミングや回数,データの転送,記録などの制御をおこないます。
品ですが,外装,ディスプレイやキーボードにも傷や汚れはほとんど無く大変綺麗です。
OS は Windows 10 Enterprise, Microsoft 365 Apps をインストールと認証済なので MS Word, Excel, Power Point,その他を利用できます。自動計測には MS Excel を使用し,デジタルマルチメータの計測値がセルに順に書き込まれていきます。詳細は次の通りです。
ディジタルマルチメーターを利用した自動計測システム
前述した以上の機器を用いて,自動計測できるように各機器を設定し,また,プログラムを作成しました。
作成したのは DC 電源装置から電圧を出力し,その電圧をディジタルマルチメーターで計測して,ワークシートに順に記録するプログラムです。
Excel VBA を用いてプログラミングしてあるので,Excel のワークシートに設定を記載して,計測されたデータもワークシートに順に記録されます。
初めに自動計測用のファイルを開き,測定回数,測定する時間間隔,電源電圧の初期値,電圧のステップ,を入力します。その後,大きなスタートのボタンをクリックすれば自動計測を開始します。
開始直後に現在の日付や時刻を記録します。その後,1回当たりの計測で,測定の回数,電源の電圧,測定した電圧,時刻を記録し,測定動作を繰り返します。
指定された回数で計測が終了するので,ファイルに名前を付けて保存します。必要であれば,後日,測定データをもとに,グラフや統計処理などをファイル上でおこなうことができます。
以上のとおり、自動計測に必要な測定器、インターフェース、プログラム、ケーブル、などが全てそろっております。落札者様が手にされてから,接続を行うだけで,すぐに自動計測を開始できると思います。
なお同時に”自動計測セット/マルチメーター,直流電源,プログラム/美品/精度確認”も出品しております。 もしよろしければご覧ください。
●お
●その他
技術的、専門的なご質問には、お答えできないことがございますので、ご了承下さい。
動作や精度などを確認してありますので,ノークレーム,ノーリターンでお願いいたします。