江崎べっ甲店の大変貴重な本べっ甲かんざし【新品未使用】です。 見事な装飾が施されたあめ色と黒甲のかんざしは数ある作品の中でも最高級であり、実物を目の前にすると写真ではとても伝え切れない職人の魂を感じます。 限定1点となっており、お写真に写っている作品が実物になります。 とても美品です。 撮影したのみで装着はしておりません。 購入時のままでありケース付きになります。 ***************** 縦　14.5cm 横　9.5cm 材質　本べっ甲 ***************** 江崎べっ甲店は宝永6年(1709年)に始まり、300年以上の歴史がある 日本で一番伝統あるべっ甲専門店の老舗です。 5代目当主は明治5年から皇室の御用品を謹製し、明治33年5月、宮内省御用達となり、同年9月には日露貿易視察農商務省嘱託として渡露。 首都ぺテルスブグ（レニングラード）で最初の日本見本市を開きました。 江戸時代から数々の美術作品を作り、それらの作品が万国各博覧会、展覧会などで幾多の最高賞に輝きました。 昭和32年には、べっ甲業界で最初で唯一人の無形文化財となり、同年5月、輸出の伸長、産業の発達に寄与した功によって黄綬褒章を受けました。 そして翌昭和33年の文化の日に、長崎特産べっ甲細工の隆盛に努め、長崎市の文化と産業の発達に貢献した業績で、市政功労者として表彰されました。 しかし残念ながら、後継者不在や原料の入手困難などにより、2020年6月末に閉店となりました。 それにより新品未使用の状態で残っているものは数少なく、本商品も大変貴重な作品となっております。 2023年3月28日追記 当時の定価は覚えていませんが、60万ほどだったと記憶しています。 ご質問やご相談などあればお気軽にコメントください。